型にはまった生き方から自由な生き方へ
更新日:2022年12月16日
多様化していく風の時代の考え方・生き方
今、時代が大きく変化している!
そうお感じになっている方は多いのではないか?と思います。
占星術上では、4つの時代があると言われています。
水の時代 火の時代 地の時代 風の時代です。
それぞれの時代には、それぞれの特徴があると言われています。
今は、約250年間続いた地の時代が終わり、2020年12月22日から風の時代に入ったと言われています。
風の時代には風の時代に合った考え方・生き方があります。
今までの、地の時代の考え方・生き方でいくと、時代の流れに乗っていけなくなってしまいます。
そこで、地の時代の特徴を1つ取り上げ、それを風の時代に合わせた考え方生き方にしていくためにはどうしたらいいのか?お話していきたいと思います。
今回のお話で取り上げる、地の時代から風の時代への考え方生き方の転換方法は
型にはまった考え方・生き方 ↓ 多様な考え方・生き方
です。
「型にはまった」考え方・生き方をしていた地の時代
約250年間続いたと言われる地の時代の終盤は、理想とされる考え方・生き方が型にはまっていて画一的でした。
画一的というのは、 何もかも一様で、個性や特徴のないさま。 goo国語辞典より
例えば、理想とされる生き方は、
一流大学を卒業して ↓ 一流の会社に就職して ↓ 結婚して ↓ ・一戸建ての家を買って住む ・マイカーを持つ ・子供を持つ
男性は、定年まで同じ会社で働き、年功序列で出世していく。
女性は、専業主婦として家を守る。 ↓ 子供が結婚して孫の顔を見る
そんな生き方が幸せな生き方とされていたのではないでしょうか?
昭和の世代は、そんな生き方を受け入れてこられた方が多いのではないかと思います。
幸せモデルとされる人生の形が決まっていて、それが理想の生き方として受け入れられていたのではないかと思います。
理想とする目標が明確だったので、みんながその同じ目標に向かって進みやすい勢いのある時代だったかもしれません。
みんなが画一的な同じ目標に向かっていく時、そこには競争が生まれます。
いい生活をしようと競い合っていくうちに、生活水準が上がって、豊かな日本の生活ができあがったのではないかと思います。
便利で性能の良い物がたくさん生み出され、家の中は物で溢れました。
道路や鉄道・空港などが整備され、短い時間で日本中どこにでも行けるようになりましたし、海外にも普通に行けるようになりました。
世界中の美味しい食べ物を、日本にいながらにして食べることができるようになりました。
義務教育で、みんなが平等に学校に行って、教育を受けられるようにもなりました。
地の時代に活躍してきた大人たちのおかげで、そんな豊かさを享受できる国になりました。
勝ち組・負け組が生まれる社会
理想とされる生き方が型にはまっていて、画一的だった地の時代は競争社会でした。
理想・目標が画一的ということは、評価もしやすかったし、されやすかったのだと思います。
出世街道というお決まりのコースがあり、そのコース上にいればうまくいっていて、幸せな人。
そのコース上にいなければ、残念な人生を送る人として見下されるということが起こりやすかったと思います。
主婦同士の立ち話では、 「ご主人はどちらにお勤め?」 「お子さんはどちらの学校?」 「お嬢さん適齢期よね。ご結婚は?」
そんな会話がされていたのではないでしょうか?
理想とされる生き方のどこまで達成できているのか?
理想とされる生き方の中でも、どのくらいのレベルに位置しているのか?
すぐにわかってしまうので、「この人よりも自分は良い生活ができているな」とか、「自分は理想の人生から外れているな」などと、評価しやすかったのだと思います。
他者と自分を比較することから、勝ち組と負け組という意識も生まれやすかったと思います。
競争の中で上下関係が生まれ、縦社会が生まれ、成功者と失敗者が生まれます。
まるで、椅子取りゲームのように、成功といわれる椅子を取り合うということも起こっていたかもしれません。
理想の生き方の形から外れた人は、はみ出し者のような扱いを受けてきたかもしれません。
あるいは、そんな雰囲気を感じ取ってきたかもしれません。
そして、そんな自分を恥ずかしい、惨めだ、ダメな人だ、と責めてきたかもしれません。
例えば、
進学校や一流企業じゃないと、学校名や会社名を言った時に見下されたような雰囲気になり、惨めな気持ちになり落ち込む。
適齢期といわれる年になっても結婚していないと、周りから「いい人いないの?」「結婚しないの?」などと言われ、結婚していないとダメなのか?とプレッシャーを感じる。
結婚して数年たっても子供ができないと、「子供つくらないの?」「お子さんまだ?」などと言われ、子供ができない自分を責めてしまう。
など。
見下されたような雰囲気を感じたり、ダメ出しされるようなことを言われたら、自分が否定されたような気持ちになりますよね。
実際には、ダメ出しされたわけではないのに、この幸せモデルに合っていない自分をまるで、自分に価値がないかのように受け取ってしまうこともあったと思います。
私は、子供がいないので、「お子さんは?」と聞かれて、「いないんですよ」と答えた時に、相手の方が悪いことを聞いてしまった!というリアクションをされることが嫌でした。
子供がいない私のことを思いやってのリアクションだとは思いますが、悪いことを聞いてしまったと思っているということは、子供がいない=よくないこと。
あるいは不幸なことと判断しているということだと思います。
私は何とも思っていないですし幸せを感じながら生きているのに、そんなリアクションをされると複雑な気持ちになりました。
勝ち組になるべく、理想とされる幸せな人生を歩み、出世街道をひた走ることを求められる時代。
そんな社会に自分は合わない… 自分が求めているものとは違う…
そう思っている人からみたら、生きにくい世の中だったかもしれません。
型にはまった生き方から生まれた方程式
このような生き方が理想的な人生です。
このように生きたら幸せになれます。
さあ!みなさん。
理想的な人生を達成させましょう!
そんな目標を掲げられて、その画一的な同じ目標に向かっていこうとするとき、みんなが同じことを考える傾向が強まるのではないかと思います。
いい大学に入るためには…
一流の会社に入るためには…
いい人と出会って結婚するためには…
いい暮らしとはどういう暮らしで、そのためにはどうしたらいいのか…
子供にはどんな教育をするといいのか…
みんなが理想的な幸せモデルを達成させて、評価されたい! 優越感に浸りたい!
自分に価値があると思いたい。
そう思っていたと思います。
なので、こうすると成功した!という話を聞けば、それが成功への方程式となります。
理想の生き方を叶えるためには、こんなふうに考えてこうすればいい!という共通のルールや方程式のようなものが生まれてきます。
そうやって生み出されたたくさんの成功方程式に則って、振り返る時間がないくらいたくさんのやることを詰め込んで、理想の人生に向かって走り続けてきたのが、地の時代だったのではないでしょうか?
そんな共通のルールや成功方程式が、常識や固定観念になっていきます。
そして、その常識や固定観念で人や状況を判断するようになります。
例えば、
一流企業に就職できなければ、出世コースではない。
会社で出世するためには、休まず働き、残業するのが当たり前。
仕事で成功している人は、空いている時間がないくらい、仕事を詰め込むのが当たり前。
大人として、きちんとした仕事を持っていないと恥ずかしい。
子供に成功する人生を歩ませるためには、幼少期から塾に通わせるのが当たり前。
進学校に進まなければ、出世コースから外れてしまった。
適齢期過ぎて結婚していないと、人として問題がある。
結婚しても、子供ができないのは不幸なことだ。
いい主婦・母でいるためには、朝から夜まで家族のために働くのが当たり前。
女性でも経済的に自立している女性は素晴らしい。
専業主婦も子育てが一段落したら、家計の足しに働いた方がいい。
など。
たくさんの常識や固定観念が生まれたのではないでしょうか?
みんなもそう考えているし、そうしている。
それが常識だから、自分もそうしなくてはならない。
こうするべき。 こうしなくてはいけない。 これが常識。 こうするのが普通。
日本人は、義務感からそんなふうに考えがちなようです。
そんな常識や固定観念が強くなっていけば、そこからはみ出したらいけない。
そこからはみ出したら、ダメだと評価されてしまう。
常識や固定観念に合わせて考え、行動しておけば間違いない!
そんな恐れの思いも強くなっていったのではないでしょうか?
そんな社会に対する怒りの思いや、あきらめの気持ちも湧いてきたかもしれません。
常識や固定観念に合わせられない自分に気づくと、自分にダメ出しして、自分を批判・否定していたかもしれません。
自分で自分に落ちこぼれのレッテルを張っていたかもしれません。
あるいは、自分をダメだと思われたくなくて、自分に嘘をついて見栄を張っていたかもしれません。
うまくいっている人を批判することで、自分を正当化していたかもしれません。
そんな恐れや怒りの気持ちをバネとして頑張るのが、短期間であれば頑張れると思いますが。
しかし、それが長期間に及ぶとなると、体や心を病んでしまうことにもなりかねません。
そもそも、全てにおいてパーフェクト!などという人はいないと思います。
誰しも、勝ち組の部分と負け組の部分があると思います。
負け組の部分に意識が向かい、そんな自分にダメ出しして責めていたら、辛い地の時代だったと思います。
一方、勝ち組の部分は、理想とされる考え方・生き方に合っていた分、安心感やこれで大丈夫!という気持ちや、充実感・達成感はあったかもしれません。
私は頑張った!と誇らしい気持ちになったかもしれません。
だからといって、それで幸せを感じられたのか?といえば、そうでもなかったかもしれません。
何かを達成して、その達成感や充実感、誇らしさや優越感に浸っていたとしても、それは長くは続かず、また次の目標に向かって走り出さなくてはならない。
理想といわれる目標を達成したのに、思ったような幸せを感じられていない自分。
一時的にしか幸せは感じられず。
すぐにそんな気持ちは過ぎ去っていってしまう。
それに気づいた人が増えていき、画一的な理想に違和感が生まれていったのではないかと思います。
それが風の時代の序章だったのかもしれません。
考え方・生き方が多様化していく風の時代
地の時代はみんなが画一的な、同じ目標に向かっていく時代でした。
一方、風の時代はというと・・・
どんどん多様化が進んでいきます。
2020年12月22日から、風の時代に切り替わりました。
はい!ここから多様化が進みます。
というわけではなく、すでに少しずつ変化してきています。
多様化が進んできているのを感じられているのではないでしょうか?
会社や教育、政治・経済の仕組みなど、社会的なことはなかなか変化しにくいと思いますが・・・。
変えやすい個人的な部分では、すでに多様化が進んでいます。
特に、しきたりのようなものはかなり多様化していると思います。
例えば、
結婚しても結婚式や披露宴をしない。
結婚後の形も週末婚、別居婚など、様々な形があります。
お葬式の形も様々ですし、お墓の形も様々な形になってきています。
住み方も、シェアハウスなど、新たな住まい方が現れてきています。
車もマイカーを持つのではなく、シェアカーという形が現れてきています。
お金の支払い方も、現金やクレジットカードだけでなく、アプリを使ったいろいろな支払い方が生まれています。
お金自体、仮想通貨なるものも生まれてきて、実態が変化してきています。
性別もジェンダーフリーになってきています。
ファッションに関しても、ユニセックスデザインの洋服が発売されていたり、男性でも女性的なファッションを好む人もいますし、女性でもメンズライクなファッションをしている人もいます。
年齢の垣根もなくなって、親子で同じ服を着ているという話も聞きます。
働き方も、すでにフレックス制はありましたが、今はもっと自由になり、リモートワークでも十分仕事が回るということがわかりました。
地の時代がみんなと同じ画一的な時代だとしたら、風の時代は、個人が重視される時代です。
選択肢の幅が広がり、自分の選択次第でいろいろな考え方・生き方を選ぶことができる時代なのです。
人の好みや願望、個性は、千差万別です。
人の数だけ、考え方や生き方があります。
それだけ多くの選択肢が生まれ、一人一人が唯一無二のバラエティーに富んだ人生を送るようになると思います。
一人一人違ってそれでいい!
一人一人目指すことも違って、それでいい世界がやってきています。
そんな世界は、地の時代の椅子取りゲームのようなことは起こりません。
なぜなら、一人一人目指すものが違うので、椅子は人の数だけあるからです。
幸せを感じられることも一人一人違うので、人の数だけ幸せの形も生まれます。
自分の目指したいものを目指し、それを現実的な形にしていけばいい時代なのです。
小さな子供たちはすでに風の時代を生きている
小さな子供たちをみていると、風の時代に合わせて生まれてきて、生まれた時から風の時代の人として生きているな~と思うことがよくあります。
そんなお子さんたちは、地の時代から見たら、非常識と思えるようなものであっても、しっかりした意見や考え方を持っています。
例えば、先日セッションを受けてくださったお客様のお子さん。
小学校2年生の時に、「学校の堅苦しいルールを押し付けられて…自分には合わないから、もう学校には行かない!」
そう宣言してから、学校に行かなくなったのだそうです。
親御さんは心配しましたが、お子さんの決意が固いので、必要な学習能力はつけられるように家庭教師をつけたそうです。
お子さんは、勉強は嫌がらずに楽しんでこなし、学校に行っていなくても、近所のお友達と楽しく遊んでいるそうです。
セッションで見た結果も、まったく心配する必要なく、かえって風の時代を生きるお子さんから親御さんがたくさんのことを学べるようでした。
そのご家庭を、風の時代に合わせやすくするために、生まれてきたかのようでした。
小さな子供たちは、風の時代を何にとらわれることなく、自由に自分らしく生きようとしています。
親世代は、そんな子供たちから、風の時代の考え方・生き方を教えてもらう気持ちでいるといいのかもしれません。
すでに、小さな子供たちの間では、地の時代の常識が常識ではなくなっているのです。
20年程前くらいから、子供たちの発達障害がクローズアップされるようになりました。
発達障害は、知的障害はないが、先天的に脳に異常があり、生活に何らかの支障が出る。 落ち着きがない、数字に弱い、良好な人間関係を築けないなど、症状は人それぞれ。 一方で、好きなことには驚異的な集中力を発揮するといった面もある。 「マイナスばかりでなく強みもある」 発達障害の診断が本格的に行われるようになったのは1990年代から。 そう古いことではなく、発達障害だと診断される人は増え続けている。 しかし、目に見えない障害であるだけに、「乱暴者だ」「怠けている」と思われるケースも多い。 みんなの周りにも発達障害の人がいて、言動に困ることがあるかもしれない。 だが、困っているのは障害を抱える本人なのだ。 ~読売中高生新聞 2021年3月5日版より~
このような子供が増えて、今までのように授業が進められなくなった。
という話も聞いたことがあります。
発達障害という問題として取り上げられていますが…
もしかしたら、風の時代を先取りした多様な子供たちの特徴なのかもしれません。
大人たちは、今までの形におさまらない!と分かると、問題だ!と判断しがちです。
けれども、もしかしたら…
問題どころか、新しい時代を切り開いていく、新たな世界の子供たちなのかもしれません。
『好きなことには驚異的な集中力を発揮する』という特徴など、風の時代にピッタリのように思います。
そんな子供たちの多様化を受け入れていく姿勢も大切なのかもしれません。
風の時代に合わせて生まれてきている子供たちは、素のままで風の時代を生きていけるでしょう。
では、そんな子供たちに戸惑っている、地の時代を生きてきた大人たちはどうしたらいいのでしょうか?
地の時代にどっぷり浸かっていた大人たちはどうしたらいいのか?
今までの幸せモデルを理想として、幸せになるべく生きてきたのに、どうしたらいいの~と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
実際に、最近はそんなご相談も増えています。
例えば、
例1) 子供が自由過ぎて、こうした方がいいとアドバイスしても聞く耳を持ちません。
こんなんで大丈夫なのでしょうか?
将来が心配です。
例2) 夫とのコミュニケーションがあまりありません。
こんな状態で夫婦を続けている意味があるのでしょうか?
例3) 今はパートで働いています。
でも、このままでいいのか?と不安になります。
私にできる何かを見つけて仕事にした方がいいと思うのですが、どうしたらいいのでしょうか?
例4) 専業主婦をしています。
でも、自分で使えるお金くらい稼がないと!と思っています。
夫が稼いだお金で自分の欲しい物を買うのが、申し訳なく思ってしまいます。
例5) 自分は一時期、定職に就いたことはありますが、今は安定した収入はありません。
人に職業を聞かれると、なんて答えていいのか迷ってしまいます。
見栄を張ってしまうこともあり、そんな状況が嫌だな~と思います。
これらのご相談を聞いていると、とても悩まれていて、地の時代の常識や固定観念に縛られているな~と思います。
地の時代の常識や固定観念に気づくことが第一歩
地の時代にできあがった常識や固定観念に縛られている場合。
そうするべき。 そうしなくてはいけない。 それが常識。 そうするのが普通。
そう思い込んでいます。
先ほどの例でお話してみたいと思います。
例1) 親世代の世界と違い過ぎて、アドバイスされてもピンときていない子供に、地の時代の常識を教え込もうとしている状態でした。
親から見て、自由過ぎるお子さん。
でも、実際には、何も問題は起きていませんでした。
親御さんが“子供が、地の時代の常識にはまっていないとまずい“と思い込んでいただけでした。
それが理解できたら、問題ではなくなりました。
例2) 理想の夫婦はコミュニケーションをよく取り合っていて、いつも話が盛り上がるものだと思い込んでいる状態でした。
そんな理想の夫婦でいなくては、夫婦でいる意味がないと思っていたようです。
コミュニケーションがあまりないことで、何か問題があるわけでもありませんでした。
それを理解した上で、自分たち夫婦にとって心地のいいコミュニケーションをイメージしていただくと、今の状態がちょうどいい気がする。
とのことでした。
ただ、理想の夫婦にならなくては。
と思い込んでいただけだったことに気づいていただけました。
例3) 結婚する前は、仕事をしていました。
子育てがある程度落ち着いたら、また仕事を再開しなくてはいけないと思い込んでいました。
そんな彼女の奥を見ていくと、
経済的に自立している女性が素晴らしい女性である。
自分の才能を生かした仕事をしている女性は理想的だ。
自分もそうあらねば。 そうありたい。 という気持ちがありました。
それが地の時代の常識や固定観念だということがわかり、今の自分が何を望んでいるのかがわかったら、何か仕事をしなくては!という焦りはなくなりました。
例4) 夫の稼いだお金で自分の欲しいものを買うのが申し訳ないと思っている背景を見ていくと、自分は働かずに楽をしている。
夫婦共働きで頑張っている人もいるのに…
働いていない自分が、お金を使ってはいけないのではないか?
そんな思いがありました。
そして、専業主婦(=自分)を見下しているような気持もありました。
女性も社会で活躍するようになった世代の彼女のまわりには、子供を持ちながらも夫婦共働きで頑張って働き、お金を貯めるのが当たり前!という常識や固定観念がありました。
旦那さんの稼いだお金で欲しいものを買っている専業主婦の彼女を責めているのは、彼女だけでした。
旦那さんは、それを当然のこととして受け止めていましたし、むしろ喜ばしいと思っているようでした。
旦那さんは、彼女に感謝もしていました。
けれども、彼女の中に常識・固定観念としてあるので、旦那さんの感謝の気持ちは受け取れていない状態でした。
そして、専業主婦で楽をしている自分に、いつもダメ出しをしてきていました。
ダメ出しを手放して、専業主婦である自分にOKを出すことを繰り返していくことで、少しずつ自分を認めていけるのではないかと思います。
そして、旦那さんの感謝の気持ちも、受け取ることができるようになると思います。
その時、何も問題ではなかった!ということに心の底から気づくのだと思います。
例5) 以前、定職に就いたことがあるので、不安定な働き方をしている今の自分に不安を感じてしまうようでした。
そして、定職についていることは良いことで、不安定な働き方は良くない。
そういう常識や固定観念を持っている状態でした。
真面目な一面もお持ちなので、人に職業を聞かれたら、それに律儀にお答えしなくては!と思っているようでした。
そんな常識や固定観念を一つ一つ確認し、どうしたいのかを確認したら、今の自分にOKが出せて気持ちが楽になったようでした。
これらは、ほんの一例です。
地の時代の常識や固定観念で、教育されてきた人たちがほとんどだと思います。
その常識や固定観念に合わせて活躍している人が、素晴らしく輝いて見えるかもしれません。
それに合わせられない自分にダメ出ししたり、自己否定したりして、責めているかもしれません。
けれども、それはもう時代は違いますよ~!というサインです。
時代が変化したサインをそのような違和感や不快な感覚として受け取っているのです。
もし、すでに不快な感覚に気づけているのだとしたら、それは、風の時代に乗って生きていきたいと思っている証拠です。
ですから、まずは、そんな違和感や不快な感覚をどんなところに感じているのか?
それに気づいてください。
人によって、それを感じるところは違うと思います。
例えば、
お子さんにそれを感じるかもしれません。
夫婦の在り方に感じるかもしれません。
働き方に感じるかもしれません。
お金の使い方に感じるかもしれません。
生活に感じるかもしれません。
家の中に溢れるものや持ち物に感じるかもしれません。
どんなところに違和感や不快な感覚を感じているのか?に気づけたら、
そうするべき。 そうしなくてはいけない。 それが常識。 そうするのが普通。
そんなふうに思っていないか? 常識や固定観念に縛られていないか? チェックしてみてください。
そこに当てはまるようでしたら、地の時代の産物を手放しましょう!というサインです。
これからの風の時代は、自分の好きなように考えて、行動していくことができます。
本心に聞いてみる
次のステップは、地の時代の常識や固定観念がなかったら、自分はどうしたいのか? どんな風に生きていきたいのか?
考えてみてください。
ポイントは、『地の時代の常識や固定観念がなかったら』というところです。
自分の自由に想像を膨らませてみてください。
そんなふうに言われても…
今まで、地の時代の考え方・生き方に合わせてきたから分からない。
そんな方も多いと思います。
だって、生まれた時からそんな常識や固定観念を叩きこまれてきたのですから!
すぐに自分の本心がわかるという訳にはいかないかもしれませんが・・・
自分の本心を知ろう!とする気持ちが大事です。
最初は、本心と常識や固定観念が入り混じった状態だと思います。
それでいいのです。
自分の本心を知るのには、練習が必要です。
本心でも、常識と固定観念が入り混じった状態でも、どちらでもOKなので、
どうしたいのか?
どんなことをしたいのか?
どんな風に生きていきたいのか?
全部書き出してみてください。
そして、書き出したものをじっくりとハートで感じながら、
本心からそう思っているのか
常識や固定観念でそう思っているのか
分けてみてください。
自分の本心なのか? 常識や固定観念なのか?
それを自分で認識することが大切です。
常識や固定観念は手放して、新しい風の時代の自分になっていこう!
そう思ったら、自然と常識や固定観念を手放していく方向に進んでいけるようになります。
それと同時に、本心で思っている
どうしたいのか?
どんなことをしたいのか?
どんな風に生きていきたいのか?
を意識するようにしてみてください。
エネルギーは、自分が意識する方向に流れます。
まずは意識すること!
そして、意識したことを行動につなげてください。
すぐに行動につなげられる場合と、時間がかかる場合とがあると思います。
すぐに行動に移せるようなものは、すぐに行動してみてください!
すぐに行動できないと思う場合は、今がタイミングではないということです。
そんな状態で思い切って行動しても、うまくいかない可能性が高くなります。
行動できる!と思えるまで、本心で思っている
どうしたいのか?
どんなことをしたいのか?
どんな風に生きていきたいのか?
に、意識を注いでいってください。
行動は意識が形として現れたものです。
行動できたら、それは、
自分はそうしていきます! そんな人生を送っていきます! という、宇宙への意思表示になります。
自分らしく、自分の本心に沿った生き方をしていきます!という意思表示。
すると、引き寄せるものが変わっていくのです。
今までは、常識や固定観念に合わせたモノが引き寄せられてきていたと思いますが、自分らしさや本心に合わせたモノが引き寄せられるようになっていきます。
それは、心から満たされるような体験になるでしょう。
多様性を楽しんでみる
一人一人が自分らしい人生を選択していったら、世の中はバラエティー豊かになるでしょう。
そんな一人一人の人生を見せてもらうことを楽しむのも、面白いのではないかと思います。
「自分はそのような人生は選ばないけれど、そんな人生も面白そうだね!」
そんなふうに思いながら、人のお話を聞いたり、人生を見せてもらおうと思えたら、人を通していろいろな体験を共有することができます。
そのためには、まず、多様な考え方があり、生き方があるということを知り、認めていくことが大切です。
地の時代を生きてきた大人の傾向として、自分に足りないところを敏感に察知して、そこを埋めようとしてしまいます。
けれども、すでに足りないものなど何もないのです!
自分に足りないところを努力して埋めて、自己承認欲求を満たしたり、自己価値を確認する時代は終わりました。
今、自分が持っているものだけで十分です。
自分が今持っているものを、どのように活かしていくか?ということの方がずっとずっと大事です。
そのような視点になれたら、自分の持っているものを活かせていることに満足感が湧いてきて、自分自身を生きることが楽しくなってくると思います。
自分の人生が楽しくなり満足感しているとき、人の人生も本当の意味で、いいね!と思えるようになるのだと思います。
それは、相手を理解することに繋がります。
個人を理解する!ということも、風の時代のキーポイントになっています。
自分の人生も、人の人生も、それぞれ素敵でそれぞれいい!
そんなふうにお互いを尊重できたら、この世の中はとても平和で幸せな波動が広がっていくのではないかと思います。
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